【生産者インタビュー】

桜野園 お茶生産者 松本和也

お茶作りは生き方そのもの

曾じいちゃんが開拓した茶畑
水俣といえば海というイメージをが多いだろうが、実は7割が山間部である。
その山間部「薄原」という地域で、昭和2年に開墾をしたのが松本さんの曾じいちゃん。
これからの時代は現金収入も必要と、地域の人達を誘い、
お茶の可能性を信じ、石の多い土地をゼロから切り開いた。
現在、4代目にあたるのは松本和也さん。
3,5ヘクタールの茶畑の半分は、種から育てた在来種で作ったお茶。















松本さんの緑茶・ほうじ茶・紅茶
そんな温かいお2人が作る無農薬のお茶。
あっさりした味の中にも深みがある。
緑茶「むかし茶」は、種から育てた在来種の一番茶から仕上げた、
香り高く野趣あふれる力づよい味わいの煎茶。

「さくら紅茶」は、在来種とやぶきた種の2番茶を使用し、
完全発酵させた紅茶で渋みが少なく素朴でやさしい甘みと香りが特徴だ。

松本さんのお茶で一番人気があるのはこのほうじ茶。
夏に太陽をいっぱい浴び、初冬に寒さに当たって成熟し甘味を増した茶葉を摘む。
煎茶よりも、実は品質に関して手間をかけているとのこと。




お茶は茶葉を煎じて飲む。
ダイレクト。

だからこそ、私は無農薬にこだわりたいし、皆さんにも飲んで味わっていただきたい。
お茶は自分にも人にもおもてなし。
心を込めて入れると、味に違いが出て温かいお茶になると、松本さんに教えてもらった。

松本さんのお茶で温かい時間をお過ごしください。
大切な人へ贈り物として、そして何より頑張っている自分自身へお茶を一杯いかがですか。
(文・大澤菜穂子)



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